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関西で見つけた、大切なこころ〜宮本ゼミ旅行記〜

 

これは、全米が涙した日本のとあるゼミの全記録である。

 

DAY1

 

楽しい仲間と出会い、眠気なんて吹き飛んで歩き始めた1日目。私たちは、大 阪の街にいた。2年前に来ていたのであまり感動しないかと思ったが、大阪は いきなりその力を見せつけてきた。恋みくじを引いたら「大吉」。さらに、「今 から3人目の女性があなたの運命の人」といきなり人生の宣告。そして楽しそ うに歩く3人のおばあちゃんたち。僕が大阪をなめていたと自覚した瞬間であ り、緊張感がでた瞬間だった。写真は、驚くなるちゃんと嬉しそうな僕。

 

さて、「グリコの前でグリコのポーズとらない」というミッションを達成した後、 我々は『ナルト展』に足を向かわせた。ナルトを全く読んだことがない僕が「こ の時間は一体何をしていればいいのだろうか」という不安を抱いたのもつかの 間、カカシ先生というキャラクターに一目惚れ。禁断の果実に手を出しそうに なったのであった。

 

その後の水族館では、奇跡的な出会いを果たした。お分りいただけるであろう か。画面右中央。僕の溢れ出るロックフェロモンを嗅ぎ取ったロックな模様の 魚と以心伝心したのだ。あの時間は神秘的で、僕らに言葉なんていらなかった、 そう思える瞬間であった。ちなみに僕のこのハットはこの日を境になくなって しまうという悲劇が起きる。

 

今夜のご飯は、串カツとビールでした。

 

 

DAY2

 

「梅雨前線に負けた」とぼやく先生を横目に、僕らのこの日のミッションは『手 塚治虫記念館』から始まった。彼が中学生の頃に書いたレベル高すぎる原画や、 僕の好きな『ブラック・ジャック』の展示があるなど見所たくさんであったが、 この館の本当の実力を知ったのは『ジャングル大帝』をモチーフにしているカ フェに行った時である。店員さんが、橋本環奈なのだ。厳密にいうと、「橋本環 奈に似ている人」だが、とにかく可愛らしい。そして暇そうである。「やるな、 手塚治虫。」と思わずにはいられないひと時であった。あの子をナンパしなかったことは今でも本気で後悔している。写真は事件現場のカフェ。

 

次のミッションは『宝塚記念館』という場所に行き、KY な空気にも屈しないと いう精神の修行だった。実は『手塚治虫記念館』に行く途中にこの場所を通り 過ぎたのだが、そこで見たおっかけとイケメンな演者に、先生とともに絶句。 そんな洗礼を食らった記念館では、僕並みに美形な演者さんたちの歴史を辿る コーナーがあり、なかなか興味深かった。

 

その後は『ファッション・ミュージアム』というところで、世界に数冊しかな い雑誌を閲覧し、ミック・ジャガーの娘が美人だということを知る。

 

今夜のご飯は、兵庫料理の盛り合わせと日本一大きい唐揚げでした。

 

 

DAY3

 

この日は全日程のなかでも特に個人的に満足度が高かった日であった。朝から 美味しいラーメンを食べ、そのまま「おたべ」という八つ橋を作ることに。と にかく僕はこういうのはめっぽうセンスがないため、悲惨なことになった。写 真はやたら男のツボを理解している先生を見ながら、「熟女もありかな」と考え ている僕。

 

「やった!俺の晴れ男伝説にまた新たな1ページが加わったぞ!」という嬉し そうな先生を横目に、映画村に向かった。ここでは本当に楽しませてもらった。 とにかく実際のセットもたくさん見ることができ、そう思ったら大きなアニメ 館では仮面ライダーと戦隊モノのノスタルジア攻撃に合うなど、五感が刺激さ れた場所であった。

 

この後、風情ある商店街を行き、川を見ながら自己陶酔に浸ること 30 秒。今夜 のご飯は、天ぷらでした。ここのバイトのお姉さんもまた、風情がありました。

 

 

DAY4

最終日という悲しさを吹き飛ばしてくれたのが、『国際漫画ミュージアム』だ。 懐かしの漫画が数多くあり、僕はなぜかブックオフにいるような気分になってしまった。また、個人的に日本のしゃべりのプロフェッショナルと言ったら、 大御所のお笑い芸人かナンバーワンホストと思っていたが、そこに紙芝居師が 加わることになった。初めて生で紙芝居を見たが、話しのテンポの良さ、トー ンのつけ方のうまさ、男性の長髪の魅力などたくさんのことを学んだ。またも 禁断の果実一歩手前であった。

結局僕らはもぐもぐしていればハッピーということで、スイーツ以外も充実し ていた『スイーツ・オブ・忍者』で旅を締めた。この店の外で、天ぷらやの風 情ある姉ちゃんと再会するがビビって声がかけられなかった自分、切腹。

 

まとめると、私の夏休みに楽しい1ページを加えてくれた全ての方々に感謝し たい。そして1から10まで取り仕切っていただいた先生に何より感謝したい。 どんなに辛くてもこのメンバーなら笑ってもぐもぐしながら乗り越えられる気 がした旅行であった。

 

それでは、どろん。

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