~ゼミ旅行を振り返って~
こんにちは。いつの間にか秋空が広がり、過ごしやすい季節になりました。秋の到来を喜びながらもちょうど良い秋服がなくて困り果てている、これでも副ゼミ長の星野里奈です。三回目の人生の夏休みの夏休みが終わりましたが、今年もめいっぱい楽しんだのでさほど悲しい気持ちにはなっていません。ゼミ旅行という、修学旅行感たっぷりのイベントもありましたしね。(高校の修学旅行も京都・大阪でしたので、少し懐かしい気持ちになりました。)
というわけで、2015年9月7日から10日にかけて行われた、予定たっぷりの旅行での日々を振り返ります。
☆0.5日目
これはどうしても書きたかった、ゼミ旅行へ向かう途中の話です。
私はゼミ生5人と一緒に、東京駅発の夜行バスで大阪へ向かう予定でした。ちなみにこれが人生で初めての夜行バスでした!バスが0:15発だったので、余裕をもって23:30頃に到着するように家を出ました。その日は台風の影響があり若干電車が遅れていましたが、そもそも到着時刻を早めに設定しているから問題ないだろうと思っていました。そう思って10分弱の遅れでやってきた総武線快速に乗り込みました。そして、船橋駅に到着。事件はここで起きました。発車しようとしたその時に、隣駅で異音が発生したため、一時運転を見合わせるという車内アナウンスが入ったのです。これは困りました。東京駅まで直通で行ける足が動かなくなってしまったのです。時間は無情にも止まらず過ぎてゆきますが、なかなか運転再開の見込みはありません。周りの乗客も怪訝そうにするなか、とんでもない放送が流れました。
「先ほど市川駅で異音が発生したため運転を見合わせておりましたが、人身事故であることが判明しました。」
大急ぎでホームを移動し、各駅停車に乗り換えました。秋葉原を経由すれば山手線または京浜東北線で向かうことが出来ます。むしろ、それしか間に合いそうな行き方がなかったのです。到着時刻を調べると、バスが出発する6分前と出ていました。もし私がバスに乗り遅れれば行きのバス代は無駄になり、さらに終電もないため帰宅することも出来ません。これは賭けでした。バス代は無駄になりますが、その場で引き帰し翌日の朝新幹線で向かうことも出来ました。しかし乗れる可能性が微粒子レベルで存在していたので向かうことにしました。東京駅に到着したのは0:09でした。そこからバスの乗り場までキャリーケースを引き、また雨が降っていたので傘を差しながら走りました。バス乗り場に到着したとき、時計の針は12分を差していました。そして無事、予約していたバスに乗ることが出来ました。私は賭けに勝ったのです。勝因は、バス乗り場がロッキンの時に乗ったバスの乗り場と同じところだったので、場所を知っていたことにあると思います。50m走るのに10秒かかる鈍足でも、いざというときは力を発揮するのです。
そんなわけで、雨と汗にまみれながら寝心地の悪さに若干の不快感を覚えつつ、大阪へと向かうのでした。
☆1日目
起きると、バスはなんばに到着していました。土砂降りの関東とはうって変わって、なかなかの好天でした。人生初の夜行バスの感想は、「もう乗りたくない」でした。朝食をコメダ珈琲で済ませ、集合場所へと向かいます。
(みんなスッピン……)
旅館にてほかのゼミ生や先生と合流し、たこ焼きを食すため旅館を後にしました。道頓堀周辺の景色はいかにも大阪に来ました!という感じがしました。「本家 大たこ」のたこ焼きは、大ぶりのたこが入っており良い食感を生み出していました。また、アツアツのたこ焼きにかかるソースと、その上で踊る鰹節というその見た目にも満足感を覚えました。(たこが大きい!)
お腹がいっぱいになったところで、NARUTO展へ向かいます。NARUTO展が行われている大阪文化館がある天保山という場所は、人工的に作られた山だそうです。前売り券を買っていたのでそのまま入ろうとすると、先生がどうやらチケットを宿においてきてしまったそうなのです。特典付きのチケットだったのに…と嘆いておられました。
NARUTOは小学生の頃はまっていたので古い話なら分かるのですが、中盤から結末に至るまでを読んだことがなかったので、楽しめるか不安でした。しかし展示は、読んだことのない人にもわかりやすかったように感じました。数々の名シーンがピックアップされていて、はまっていたころを思い出してものすごく読みたくなりました。ファン垂涎であろう原画の数々が大量に飾られていて、自分もプロの仕事に感動しました。展示を見終わったあとにおみやげのコーナーに行き、NARUTOファンの妹のためにお土産を数点購入しました。
NARUTO展の後は隣にある海遊館という水族館を訪れました。地域の景色が再現された水槽、かわいいペンギン、目玉のジンベエザメ(と、ソイツが入るような大きな水槽!)やエイとサメに実際に触れられるコーナーなど、私が今まで行った水族館のなかで一番楽しめたのではないかと思います。そこから通天閣まで行き、夜は通天閣周辺で食べることになりました。時間がそれほどなかったので、大人数でも入れる串揚げのお店に入りました。大量に注文して、揚げたてをアサヒスーパードライで流し込みました。至福の時間でした。
(ビールに合いすぎる法違反)
食後集合して通天閣にのぼり、夜景を眺めたり、通天閣内の展示物を見たりしました。そして宿に戻り、女子部屋で懇親会を行いました。オフな感じでお酒を飲みながらわいわいするのは楽しかったです。たこ焼き、NARUTO展、海遊館、串揚げ、通天閣…ととても充実した初日となりました。狛くんはスッとなじんでいました。
(狛くんを探せ!)
☆2日目
二日目は、宝塚市立手塚治虫記念館からスタートです。鉄腕アトムやリボンの騎士、ブラックジャックなど、おなじみのキャラクターがたくさんいました。手塚治虫が小学生や中学生の頃に書いた漫画が展示されていたのですが、驚くほど絵が上手でした。これは天性の才能があるのだなと感じました。河森正治デザインワークス展も同時に行われていたので見ました。ヴァルキリーが飾られていて興奮しました。そのあとはすぐ近くの宝塚大劇場に行きました。上品で、洗練された雰囲気に圧倒されました。出待ちのファンにもルールがあり、自分の知らない世界を垣間見たような気がしました。昼食をその中の食堂で済ませ、神戸のファッション美術館へ向かいました。
(なるちゃんのやつ)
コスプレの衣装が飾られていて驚きました。図書館で見た、ヴィヴィアンの貴重な本が印象的でした。そこから三宮へ移動し、3時間程フィールドワーク兼夕食の時間が与えられました。神戸という土地は初めて来たのですが、ここもまたどこか上品で、民度が高いような感じがありました。あいにくの雨天でしたが、ポートタワーと海が臨めるハーバーランドという場所に移動して、海沿いにあったモザイクという商業施設の中で夕食をいただきました。明石焼きがついたセットがあったので、それを注文しました。
(明石焼き!)
阪急三宮駅に集合し、そこから一時間程かけて日本橋へ戻り、帰宿しました。二日目の夜も飲み会が行われ、〆として午前二時、フミキリに望遠鏡を担いでいくのではなく、怪しいけど気になっていたラーメン屋さんに行きました。
(ぶた)
ものすごいニンニクの香りを纏わせながら宿に戻ると、たまたまエレベータで会ったなるちゃんにくさいと言われました。歯を念入りに磨いて寝ました。
☆3日目
3日目の朝はひどい雨で、太陽神の血を引く宮本先生の力をもってしても台風を駆逐することが出来ず、京都タワー観光を見送ることになってしまいました。
ちょっと早めのお昼としてラーメンを食べたのですが、これがものすごーくおいしかった…!!ますたにというお店です。とても繁盛していました。
大満足でおたべをつくりに向かいます。おたべとは生八つ橋のことですが、おたべという会社で作られているので、おたべと呼ぶのだそうです。おたべの作り方を教えてくださった女性の方が絵にかいたような京都美人で、素敵やなあと思いましたどす。
私は餃子弁当を作りました。あ、餃子の形を模しているおたべです。
(甘いよ!)
お互いのクリエイティブさを見せつけあいながらおたべを作ったあとは、京都太秦映画村へ!ここは高校の主学旅行の時も訪れた、思い出深い場所なのです。先生がチャンバラで人を斬ったり(うそです)、江戸の町並みが再現された通りで江戸時代の生活を感じたり、ゼミ長と闘ったり、プリキュアや歴代ヒーローたちと写真撮ったりしました。
(ゼミ長VS副ゼミ長)
そのあとは四条河原に行き、そこで解散となりました。ライトに照らされた鴨川沿いの景色がとても素敵でうっとりしました。
(りお)
夜飯は四条河原駅近くの雰囲気のよさげなお店で、なんと天ぷら食べ放題にしました。
人数の割に一回に来る天ぷらの量が少なかったので、お皿がテーブルに届いて5秒後にはひとつ残らずとられていました。サクサクで美味しかったです。また、天ぷらやおばんざいに合わせて地酒も頂きました。幸せでした。
(取り合いになったてんぷら)
旅館に戻り、最後の夜ということで飲み会をしました。なんだかんだ毎晩開かれていました。
☆4日目
予定がぎゅうぎゅうで、常に楽しかったゼミ旅行もあっという間です。この日の朝は8:20に集合だったのですが、男子が全員集合時間に起きるという失態を犯します。昨日が大雨とは思えないくらい晴れわたる空とは裏腹に、先生と女子は曇り模様です。
3日間お世話になった旅館を去り、京都国際マンガミュージアムへ行きました。この施設、漫画が読み放題のコーナーがあって、ぜひ年パス買いたいと思いました。東京にも欲しいですね。紙芝居も面白かったです。
ゼミ旅行最後のイベントは、Sweets of Ninjaというスイパラのようなところに行きました。江原と那須とフードファイトをしたのですが、案外二人とも食べないので驚いてしまいました。もちろん量を食べるだけでなく、すべて美味しく頂きました!
そして、お店の前で解散ということになりました。3泊4日の長いように感じられたゼミ旅行も、過ごせば一瞬で終わってしまいました。軽く後期のことなどについて触れたあと、一本締めで解散しました。先生が、「解散して僕がいなくなった後に雨が降ってきたんですよ~去年。今年もそうならないといいね」という感じのことをおっしゃっていて、まさかな~と思っていたら、先生と別れて数分後に雨が降ってきました(実話です)。さすがにちょっと怖くなりました。
この旅行で、ただでさえ仲良しのゼミ生が、さらに仲良くなりました。
終始楽しかったです。宮本ゼミに入室して本当に良かったなと思いました。
後期も引き続き、ゼミでの活動に励みたいと思います。
★番外編
解散したあと、行きたい人で清水寺観光をしました。天気に恵まれたので、かの有名な清水の舞台から絶景を見ることが出来ました。
恋みくじひいたり、清水寺周辺をふらふらと散歩したり…。和風の綺麗な町並みの中を歩くと、心が落ち着きました。
気持ち悪いくらい仲の良い6期が好きです!これからも全力でゼミの活動に取り組んで、全力で遊びましょう~。
これにて、ゼミ旅行の振り返りを終わります。星野でした。どろん